シマノリールのハンドル逆転現象を修理してみた!

アルテグラのローラークラッチ リール

あまりに暇なので現実逃避して先日のダイワに続き、シマノの古いリールもたまに逆転するので自分で修理してみました!

リールってバラすの恐いイメージだけど、やってみると案外簡単です。
逆転現象に悩んでいる人は是非トライ(自己責任)。
めちゃめちゃ楽しいしね!
(って自営業なんだけど新型ウイルスのせいで収入激減!こんなことしている時ではないのだけれどね…)

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シマノのアルテグラのハンドルが逆転する…

多分もう20年以上前シーバスに興味が出たころに買ったリール、シマノの
「ULTEGRA XT 3000」


「メンテナンス」なんて言葉なんか僕の辞書に無いころから使っていたから、もう錆はひどいしハンドルは逆転し正直捨てても良いレベル。

でも、サビキ釣りとかでは十分だから実はまだ現役バリバリ。

調べるとダイワよりシマノの方が逆転はしないらしい。
ただ、たまにかかる大物で逆転したことが数回あったし、逃した魚は大きかったなんて見苦しい言葉を口にしたくないから分解して直してみました!

長い記事だからこういうのが好きな人お付き合いください。

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シマノのリールが逆転する原因

シマノのリールのハンドルが逆転する原因はローラークラッチという部品にグリスが入り込むと起きるらしい。
クラッチが滑ってしまうということかー。

ローラークラッチは写真真ん中のグレーのパーツ。アルテグラのローラークラッチ

ここにグリスが入り込むとハンドルが逆転するので、これをキレイに洗浄してあげれば良いんです。

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シマノのリールの逆転現象の直し方

直し方は簡単です!
まずスプールを外します。

ワッシャーとスプール受け(ギザギザのやつ)を外して、スプールにあるプラスのネジを取る。

 

金色の回転枠ナットを#12のスパナで外すとローラークラッチが現れます!
アルテグラのローラークラッチ
ここまではドライバーとスパナを持っていれば誰でもできるけど、この段階でアレルギーの出る人はこの先の作業はやめておいたほうが良いです。

では続きを…

銀のネジが3本見えるけどそれを外します。
僕のアルテグラは3本中1本だけワッシャーが入っていました。
パーツ表にも載っていない不思議なワッシャーです…
なぜ?
パーツ表はこちら

銀色の3本のネジを外すとローラークラッチが外れます。
黒いネジを外すと分解できますが、ネジの面を上に向けたまま作業しましょう!↑こんな者達が外へ飛び出して行っちゃいます…

ちゃんとやるとこうなります。

この白く見えるドーナツみたいの、これフェルトみたいのなんだけどこれにグリスなどが染み込むとハンドルの逆転現象に繋がります。
僕のはひどい状態でなかったけど、ネットで見たのは真っ黒でした。

フェルトに染み込んだグリスを何かに吸わせたりクリーニングして元に戻せば完了です!

逆転現象を直すだけならこの後の作業はしなくてもいいと思うけど、せっかくなんで左上の拳銃の銃創みたいなパーツ内もすべて洗浄したくなりすべてバラしてみました。↓

そしてパーツクリーナーでキレイキレイ
パーツクリーナーで洗浄中
ここでちょっと注意点!
下の写真のバネのパーツ、これヒゲの長い方がドーナツの内側向きに来るんだけど、この後に内側にはまる銀の円柱状のパーツの右に来るのか左に来るのか。

右にやったか左にやったか忘れたけど、これが原因かは分からないけど初めに組みなおしたとき、ハンドルのストッパーを効かせてもハンドルが正転逆転両方しちゃいました。
バネかな?と思い銀の円柱パーツの逆に出したらハンドルはストッパーをかければ正常に止まるようになりました。
(ストッパーってリールのお尻についている右左に動くレバーです。)

なんでバネのヒゲが円柱パーツの右か左か正解が分からなくなったかというのは、ローラークラッチの黒いネジを開けた時に手が滑ってパーツ達が自由な世界に好き勝手飛び立って行っちゃったんです。
だから黒いネジを外すときはローラークラッチは上向きにと。
ちゃんと上向きでネジを取った時に写真でも撮ってバネの収まり具合を確認しながらやると良いですね!
そもそもここはバラさなくても良い場所ですが。

そして実はバラした理由はもう1個あるんです。
無事にフェルトのグリスも除去しローラークラッチに戻した時、ネット上で「私はローラークラッチに若干オイルを吹きます(自己責任)」ってのを見たから僕も吹いたんです。

で組み上げたら逆転が以前にも増してひどくなってる!
まーオイルだろうなってのは想像ついたんで、それですべてバラシ洗浄した次第です。
多分多かったんでしょうね?
結局最終的にはオイルは吹かずに組み上げました。

だから普通はバラさない場所なので、ハンドルの逆転を直したいだけ場合はフェルトのグリスを除去して戻しちゃいましょう。
失敗談も誰かの役に立つときもあるでしょう…

ちなみに後ほどバラしたツインパワーのローラークラッチには
「注油禁止」
と大きく書かれていました。

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スプール錆び錆び…の対処

このリール本当に雑に使っていたんだなーってのがもう1点。
スプールがヤバいことになっていました。

なんなんすかね?
分解してメンテナンスなんてまではしなかったけど、帰宅後は流水で洗うくらいはしていました。
なのにラインを外したスプールの下は錆び錆び!
ナイロンラインは海水が抜けにくいんですかね?

ってことで、スプールのさびはサンドペーパーで落としてやりました。
でもこれが限界です。


サンドペーパー3工程1000番くらいまで上げてやったのでもう許してやりました…
逆転は直ったけど、今後もサビキ釣りやちょい投げくらいしか使わないから良しとしましょう。

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さいごに

先日のダイワに引き続き20年以上も前のリールを分解整備してみましたが、これかなり楽しいです!
癖になりそうです。

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